天狗たちの一派が行っているというタクシーキャブをご存知でしょうか
最近は他の妖怪も参入して価格競争になっているそうで
所謂人力車の妖怪バージョンという位置づけです。
妖怪バージョンですから最高時速は60キロに達するといいます。
人力車のサスペンションを考えると、はっきり言ってたまりません。
これが便利すぎるので幻想郷に民間の鉄道が輸送目的以外に普及しないのであります。
我々も間に合わないと判断した時にそういうのを使う時があります。
顕界と比較すると割安なのは個人事業が多いからです。
さて、タクシーはタクシーですが注意しないといけないのは
妖怪たちは道無き道を移動するということです。
なのでルートについて文句を言わないことがルールになります。
もちろん物を壊すと業者はペナルティを支払うので
当然それに合わせた動きになるわけです。
つまり屋根の上を走ったり、酷いと水の上も滑走します。
乗り心地というのはあまり考えられていません。
顕界の乗用車から外したであろうシートが頼りです。
よく見るとレース仕様のシートベルトが付いているものがあります。
Gが半端ありません。
それでも顕界のタクシーと比較しても早いこの商売
客はけがいいため値段が安いと考えるといいのかもしれません。
度胸があればの話ですが阿礼乙女が利用しない時点でお察しください。