幻想入りというのはとても便利な言葉だ。
その正体は一種の「払い下げ」である。
だが人間のテクノロジを払い下げというと妖怪たちのプライドが許さない。
そこで出来た言葉が幻想入り、人々に忘れられた謂れを持つアイテムを使える
そんな理由で生まれたのがこれだった。
払い下げには理由がある。妖怪たちは新しいものを使うのには向かない問題だ。
しかもトラブルがあるとすぐに使わなくなってしまう。
当然必要になるのは枯れた道具となる。
枯れた道具を幻想郷に持っていく最良の口実が幻想入りだった。
従って実際に幻想入りしているかどうかは問題ではなく
実は現代の技術のママなんてことは普通にある。たとえばネット転載天狗のカメラなどが
それに当たるだろう。
実際問題として、払い下げは色々便利だ。
パーツどりをすれば結構な時間のサポートが可能であり
結構便利に利用できる。
なのでそこのお前、予算がないなんてご無体なことを言うんでない。