□月 ●日  No2811 公共事業


 幻想郷の公共工事というのは色々ありまして、道路から建物やら色々あるのですね。
 で、建造には妖怪たちが動員されるわけです。勿論人間も動員されますが、
 人間は自分のすみかのインフラを整備するので手一杯であることが多く
 幹線道路やらは結局妖怪たちがなんだかんだするのですね。


 一応ですが、インフラはきちんと予定通りに作らないといけません。
 幻想郷の場合インフラ整備で手を抜くと天狗にすっぱ抜かれるという
 いいんだかわるいんだかわからない監視システムがあります。

 
 あいつらはネタに困っていますし、いつも飢えた獣のように振舞っていますから
 そんな連中にネタを与えてなるものかとみんな手を抜かなくなります。


 最近では鬼たちが複雑な構造物を作るのを手伝う場面も珍しくありません。
 なぜなら、複雑な構造物を作れば当面酒には困らなくなるからです。
 酒虫による酒は一応の供給源になるものの、やはり色々なお酒が飲みたければ
 先立つモノが必要だからです。


 そんなわけで、こんな人から無理やり仕事を奪って安く工事をすれば
 どういうことになるかはだいたい見当つきますね。
 ええ、何かあったら大変でね。