□月 ●日  No4756

 八雲商事には定期的に変な社員が入社しようとします。
 具体的にはスパイです。彼らは概ね諜報活動のための
 訓練を施されております。
 また女性男性問わず美男美女が多いです。
 どう見ても篭絡目的ですね本当に。
 そんな彼らですがまず間違いなく片道切符となります。
 そして十中八九、寿退社します。
 
 大体の場合はこういう手合いは適性検査で発覚します。
 こっちはどちらかというと妖怪相手で危険に耐えられるかを
 確認するためにこの試験をしているのですが、
 異常な程に怪異に慣れているように見えます。
 ポイントは見えるってだけで、実際には強くありません。
 つまり知識として怪異の存在は知っているのです。 
 だいたいこれで落ちます。

 では秘封倶楽部みたいなガチ勢はどうでしょう。
 秘封倶楽部組と言えばルーキーのほかにも実は結構な
 人数を輩出しているわけですが大体の場合、
 妖怪に対して正しく怖がる傾向があります。
 
 つまるところ、普通に応対しますが油断しません。
 これが正解であり、本来の対処なのです。
 この辺は学生でもきちんとした訓練をした人との差がでます。
 ちなみにまれにきちんとした訓練をした人がいますが
 この場合はあまりにスレすぎるので却って怪しいです。