■月 ●日  No4855 人気のあるものが良いとは限らない。

 現代のスペカって色々バグがある。
 というか、バグという名の仕様になっている。
 たとえばスペカを実行したときに発生する派手な効果は
 実はバグである。本当は派手な効果がないほうが望ましい。
 スペカ実行時に発生する大量のコマンドが光などの
 効果を生み出してしまうのだそう。

 しかし、現代ではこのバグは仕様だ。
 そっちの方が利用者の受けが良いのだ。
 プロレス的な競技としてのスペルカードとは
 相性がいいのである。

 スペカ弾幕には重量制限もある。
 重量が重いときちんと飛ばない。
 相手に到達できずにそのまま墜落するのだ。
 爆撃として利用できそうだが、効果範囲外では
 消滅することが多いスペカでは、高いところから
 アウトレンジ攻撃もままならないのだ。
 そんなあほなことをするならクロークカードを使って
 爆弾を落としたほうがマシである。
 さらに言えば飛行機でもできるしスピードも速いのだ。

 そんなわけで、色々残念な仕組みであるが
 まあ受けがよければよかろうなのである。
 朝倉もアーキテクトも頭を抱えたが。