■月 ●日  No4978

 八雲商事の社員や霊能局の皆さんは、クリーチャーに対してやたら
 見慣れているせいか、そういうのに出くわしても酷い塩対応になります。
 櫻崎さんや私もそうですが、正体を見せて相手を驚かせようとしても
 ほぼ確実に、アッ業界人だ 対応になります。

 ヴァンパイアとかが魅了とかをかけてくると、超上級者のみなさんは
 相手の外見を値踏みした後で、かかるかどうかを判定します。
 もちろん実際にかかっているわけがありません。
 だからタチが悪いです。 魅了してもコントロール下に入っていませんから
 完全に利用されてしまいます。
 ひどいケースでを紹介しましょう。明羅女史なんかにやると
 どういう方法を使うのか知りませんが逆探知されます。 

 眷属である場合は主人とのつながりがあるかどうかは重要な要素になりますが
 その時に使う通信プロトコルを美味い具合に使うと、吸血鬼をコントロール
 できるそうですわ。その意味で紅魔館の連中の天敵と言えます。
 まあ、逆流する運命なんかみたら敵わないからうちの会社のメンツに
 吸血などというオプションは存在しません。

 んでクリーチャーですが、業界人認定されると、帰ってどうぞって言われるので
 三下妖怪でイキってるやつとかが相手だと激高するわけです。
 まあだいたいこういう奴は、私でも対処ができますしちょっと訓練すると
 対処方法がわかるってもんです。