■月 ●日  No6268

 八雲商事というのは妖怪でありながら顕界で活動している境界型妖怪が数多く在籍している。
 これは霊能局もそうで、妖怪同士どっちにいくのかって話になる模様。実際には関連企業も
 あるから、選択肢は意外とある。
 
 のだが現代では普通の企業に入社する妖怪も増えている。
 昔なら年齢のわりに外見がってケースで違和感があったのだが現代ではそうならなくなりつつある。
 だから妖怪が人間に交じって仕事しても問題がほとんどない。
 リモート系の仕事をしているとその傾向はさらに強まる。人間がやってるのかAIがやってるのか
 はたまた妖怪がやってるのか境界はかなりあいまいだ。

 これは博麗大結界の変質にもつながっており、博麗大結界の一部は携帯端末の電波が届いてしまう。
 携帯端末が届かないから幻想郷に入ったという明確な差が喪われている。
 これは、脱出を促すのにとても有利に働いている。
 幻想郷に滞在しないと生きていけないと認識させなければ、顕界の人間が転じて幻想郷住民を
 かどわかすようなことも起きにくくなる。実際には現地で病気貰って顕界で大騒ぎって
 パターンが増えているようだ。

 話を戻すと境界型妖怪もそのような環境下で、色々と状況が変わっている。
 まあ残念ながら、あんまり認識できるものではないのだがな。