■月 ●日  No6001

 幻想郷と言っても、実際に幻想郷に着いたと認識するのは近年かなり難しい。というのも、博麗大結界境界部は普通に
 携帯電話が通じるし、さらに言えばGPSも偽装ではあるが通ってしまう。素人では幻想郷に入ったことを認識するのは
 ほぼ不可能と言っていい。
 異世界に行けるとされる典型手段はほぼ封じられていると言っていい。もっとも関係者が当時の有効的な手段を
 創作物に書いてきているのでもうシャレになってない。トラックにぶつかったとか電車にぶつかるとかがそれにあたるが
 現代じゃそんなんじゃ幻想郷に行けはしない。

 なので、鳥居を通って幻想世界にいけるかとかはほぼない。
 というか鳥居は基本、安全な場所であり、ここから移動すれば幻想郷に迷い込むことなく移動できる代物である。
 幻想郷に行く手段はあくまで普通にその場所に行くための手続きをして然るべき乗り物に乗車して行われる。
 
 そんなわけなので、基本的に幻想郷に行くための数々の手段は概ねデマと思ってください。マジで。
 デマを信じて、山歩き装備でトラバースなんて勘弁してください。しかもこの手の連中は
 装備がしっかりしているので、変に妖怪が接触できなくてマジで困ります。
 最近では幻想郷に着いても顕界の衣服を着ることが増えました。顕界の人間にエンカウントして 
 ここは特別な場所ですっていうのがすでに手間です。 

 あんまりコストがかかるので、幻想郷から顕界に送り届ける際にお金を取る話になりました。
 だって普通の山岳救助並みにコストも手間もかかるのですから当然です。