■月 ●日 No6414
幻想郷というのは妖怪が住まう一種の楽園だと聞かされてきた。まあ一部の連中にとっては
楽園かもしれないが、とてもじゃないが現代基準では楽園でもなんでもない。
ここでポイントになるのは幻想郷は確かに楽園である。それは幻想郷が出来た当時の基準でいえばって
話なのだ。つまり現代基準では超絶過酷であるということである。
ブラックどころの騒ぎじゃない。確実に体を壊すレベルである。
幻想郷に行くとなるとなんだかんだ言って訓練が必要になる。サバイバル訓練は確実に必要。
昔だったらその辺の訓練はちょっとした内容で十分回っていたらしい。それなりに外に出て
活動していた人は多く、そもそも家に閉じこもって云々ってことはなかった。
しかし現代ではそうはいかない。何をするにしても合理的な説明が必要で、合理的な説明ができなければ
守っても貰えないわけだ。きつい。
引退した巫女が顕界でそのまま普通に余生を過ごすなんてことも増えた。無理に幻想郷に
戻りたくないとまで言われる。残念ながらそれが実態の様である。
しかしここにきてそれも閾値を大きく超えた気がする。だからと言って海外の人を幻想郷に
寄こすのはそれはそれで違う。
いや、この話をしたのは正直自称現人神はよく我慢しているよねって話でしてね。