□月 ●日  No4567 命中精度

なんで、弾幕を使うんだって?
そりゃあーた、当たらないからだよ。
弾幕じゃないと当たらないのは常識です。
小兎姫だって持ってる拳銃はマシンピストルしかも使い捨てときたもんだ。
人間やめてる筆頭冴月の場合はライフルしか使わないから普通の拳銃なんて
ほとんど威嚇用なんですわって話。

とはいえ、小兎姫が拳銃を持つのはどちらかというと
警察でもっていいからというのと、威力偵察のためでありまして
まあ妖怪変化にあててみて効果を見るってのに使うんだそうですよ。
足に当てるなんてもってのほかです。冴月にしかできません。
彼女は別です歩きながらガウスライフル銃を使ってられます。
まあ反動が抑えられているから実際にはかなりマシらしいのですが
それも使用するのはレアケース、妖怪相手の場合は
対物ライフルが大活躍だそうな。

北白河が拳銃を使っても結局弾幕戦になるのも
結局はそこです。あたらない。本当に当たらない。
だから私たち拳銃すら持たしてもらえないんですよね。
逃げたほうがマシだし、疑似スペカのほうが当たるし
となれば当然ですよね。

 

 

 

           

□月 ●日  No4566 巨大建物

 はっきり言って、変なところで多大な税金を使うような建造物は
 遺構になっても、それ以上の効果なんてもんはないんですわ。
 この辺なぜか、ここにきている連中はだいたい理解しているんですよね。
 なので、巨大建造物というとかなり限られているのが実情です。
 
 もう一つのポイントとして巨大建造物は建てるのは容易だが
 維持が困難ってのがあります。どちらかというと避難所かつ
 封印箇所的な構造を要求される紅魔館を除き、巨大建造物は
 そこまで多くないのが実情のようです。
 
 まあ塔とか建ててるところもあるのですがここ最近は低層化が
 進んでおります。 木造を地下に置くのは意外ともつのですが
 それでも維持が困難であることには変わりません。

 紅魔館では地下部分に建材のストックが常時セットアップされています。
 この時、うちが納入しているのはレンガではなく材料となっている点です。
 少しでも重量を減らしたいというのもあるのですが、こっちのほうが
 空間格納で有利なんです。
 最近は妹様が妙におとなしいため破壊活動も減ってるんですよね。
 まあ、ストレス解消する手段が増えたからなんですが。 

 



           

□月 ●日  No4565 美人に会いたいのなら顕界で

 八雲商事の武装は過剰だという外部団体の指摘が数多くあります。
 大体、一緒に潜ると黙りますがいかがお過ごしでしょうか。
 いや、マジで武装しないと本気でやばいと思います。

 一時は威嚇するように、棘とか排障器とかを色々つけて
 そこだけどこかポストアポカリプスものでヒャッハーって言いたくなるような
 代物も企画されたそうですが却って目立ちすぎて、攻撃対象になるという
 間抜け事態に現代ではもうちょっとスマートなというか金のかからない
 やり方を採用しています。
 重要なことは後者です。

 まあ、幻想郷っていうのは基本ごろつきばっかりと思ってください。
 まあ、妖怪がなんですが、割と何でも金で解決できてしまうのも
 特徴と言えば特徴です。
 幻想郷の妖怪変化は美人でも不可触です。まあ何も対策なしに
 触ればすぐにあの世へいけるよ。 やったね。

 というわけですので、やっぱり武装は必要です。
 まあ見た目は普通に見えますが、妖怪変化が肌色露出が少ない服を
 着たがるのもそりゃそうですよねって思うしかありませんぜ。
 巫女を除く話だが。
 

 

           

□月 ●日  No4564 岡崎さん

 このところ一番目立たないのはやっぱり岡崎でしょう。
 それもそのはず彼女はすでに管理職になっておりまして、
 あまり現場に出ておりません。

 というのも、彼女の目的って実のところほぼ完全に達成できているのです。
 その大半が車輪の再発明ではあるのですが、彼女が居なければ
 スペルカードの仕組みの小型化はできないし、疑似スペルカードも
 成り立つことはありません。 
 んで周囲に自分のやったことはほぼ誇示できているしとあって
 かなりうまくやっていると言えます。

 本当には一般人にも弾幕を使用できるようにしたっていうのは最大の功績で

 ありますが、同時に大迷惑でもあるのです。 仕方ないね。

 岡崎さんですが、まあやっていることは社内の調整役です。
 いろいろな技術を使うかどうかとか予算配分とかどうするかって話です。
 朝倉に予算握らせたら大変なことになりますからね。
 
 まあ基本無害です。多分一番無害だと思います。
 あと彼女は某大学にて秘封倶楽部の顧問という役目ももっております。
 まあほとんど名ばかりなんですが、そうでなければあそこの連中の活動が
 あそこまでフリーダムになりませんね。

 

           

□月 ●日  No4563 訓練です

 ここ最近、ルーキーは朝倉のところに入り浸り技術習得にいそしんでいる。
 周囲は変な魔術まで習得していないか不安で仕方ない。
 確かに顕界の魔法使いは朝倉に師事したほうが効率が良い。
 なぜなら、朝倉の魔術は徹底的に効率化され、手続き処理とかも
 簡素化されていることが多いからです。

 手続き処理というのは例えば儀式につかうあれとか、訳の分からない詠唱
 意味不明なモーションなど珍妙なやつです。
 皆さんもお気づきかと思いますが、スペルカードでは殆どこの手続きがないんです。
 あれは実行ファイルだけ動かしているとかなんとか。
 手続き処理はカード内に全部格納してしまうことで出力部分だけ得るって奴です。

 もちろんみんなが心配しているのは効率化の果てにコスプレを
 してしまうってやつですが、この点については社員内で割れております。
 まあ美人で若い娘のコスプレはそれだけでご褒美なんでしょうな。
 
 まあ朝倉の魔術効率向上は普通の身体的トレーニングも兼ねるので
 別途トレーナーさんがついての運動も同時に行われますね。
 どうなることやら。



           

□月 ●日  No4562 当たらないやつ

 拳銃っていうのは驚くほど当たらない武器です。
 実戦では2割当たればいいほうってレベルなんだとか。
 もっとも当たったらそれだけで相手の動きを封じることができるので
 それだけで効果は高いんだとか。
 
 小兎姫なんかマガジンをきれいにするくらいは普通に撃ちまくってます。
 北白河なんかはセントリーガンでほとんど弾幕を張る運用になってますね。
 結局相手を殺傷するなら、疑似でもスペルカードのほうが悲しいかな命中率が
 高いという事実があります。
 
 まあ基本的には相手の動きを封じる 威嚇するとかの効果が大きいですね。
 ちなみにジャスティスショットみたいな芸当は狙撃能力全振りの
 冴月さんに任せましょう。彼女は人間とっくにやめてますから
 移動しながら中距離狙撃もお手の物ですよ。
 まあずるしているんですけどね。

 そうなんです。若干ですが軌道を弄っているのです。
 またオートエイムです。 チートとしかいいようがありません。
 それでも絶対命中とはいかないのが限界なんです。
 なので普通に狙撃しても、大体人間並みの有効射程に収まるんですよね。
 十分神業ですがそれで十分なんです。

 

 

           

□月 ●日  No4561 重いのはダメだ

 言っちまいますと二刀流はかなり実戦向きではありません。
 って白玉楼のお庭番の話なんですが、まあ彼女の持っている
 刀に仕掛けがあるそうで、まあほとんど重量がない。
 重量がないゆえに取り扱いは酷く困難です。
 とにかく切れる、切れないものはあまりないのは
 殆ど字句通りで、この剣 パリィの概念がないときてます。
 つまりそういうことです。

 明羅女史は刀一本ですが、魂魄については場合によって
 二刀流になります。 ただしここでいうところの二刀は
 完全に用途が違っています。どちらかというと防御重視となります。
 まあ攻撃力が十分でない、また弾幕射出用の端末として
 運用する場合においては二刀が有利ってだけです。
 
 まあ直接斬撃を加えるとか、撲殺するってわけじゃないんですから当然です。
 まあ彼の場合はそもそも論としてたくさん武器を所持して都度入れ替えて
 利用しているので、武器によっては二刀である必要もなくなります。
 そこが経験値の差ってやつなんでしょうね。
 
 二刀が有効なのは刃渡りが小さい包丁クラスじゃないと
 実戦向きではないというのが共通した見方と言えますね。