東方儚月抄で地球発祥と判明した月人たちですが、実は人の姿をしている地点で地球発祥以外に
あり得ないという話。
もともと人間の体を形作る臓器やパーツは地球の大変動を乗り越えるために進化した結果でした。
強大な外敵から隠れ住むために、祖先は海を捨て川に新天地を見いだしました。
低酸素の過酷な環境から身を守るため祖先は肺を獲得しました。
しかし、そこも弱肉強食の世界へと変わっていきます。
川に現れた強者から身を隠すために、ひれを進化させてついには脚や腕へと進化しました。
結局水の中にもいられなくなって脚や腕を必死に進化させてついには地上へ上陸を果たしたのです。
人間の目が一般の動物と違い前を見据えているのは立体視のためでした。
サーベルタイガーたち強大な肉食恐竜から身を守るために地上に降りないことを選択した祖先は
木から木へと移動するために立体視を進化させたのです。
東方儚月抄は生命の歴史を強者の歴史と定義していますが、実態は違います。
生命の歴史は偶然と弱者の歴史だったのです。 その証拠に地球生命は常に理不尽な絶滅を
強いられてきましたが、その中でも恐竜はその運動能力と低酸素状態でも巨大な肉体を維持できる
呼吸器で大いに繁栄しました。 酸素の活用能力は我々人間よりもはるかに優れています。
しかし彼らは絶滅し、その子孫である鳥たちが生き残るばかりです。
プルーム大噴火により99%以上の生命が絶滅したとき
生命を絶滅から救ったのは運以外のなにものでもなかったでしょう。
儚月抄的な穢れから身を守ろうとするなら、生命は自ら進化することをやめないといけません。
そしてそれは種の緩やかな滅亡へと繋がります。
月へと移住を試みたのは大変動で環境がころころ変わる地球よりも半ば死んだ星である
月の方が環境の急変が少ないからとも考えられます。
さてこのことを踏まえた上で儚月抄を見てみるとちょっと面白いことになってきます。
妖怪達の一連の行動が黄昏の生命体となりはてた月の民を目覚めさせて滅亡から救うことにも
なるのではないでしょうか。
この日記はそうしたこと仮定の下で展開しております。