▼月 ▲日  No237 幻想郷の古着屋さん

 

人間の里にある盛り場。 ここは人間も妖怪もやってくる不夜城である。
そこの店員から、最近一部の妖怪の羽振りがいいという話を聞いた。
原因を調査すると、妖怪の衣服を売る古着屋の存在が明るみに出た。
だが、通常妖怪たちは古着に頼らなくてもうちの会社で衣服を発注すれば新しいものが
届くはずである。


囮捜査が実行に移された。 お客のふりをして里香女史と明羅女史で作戦を開始
数分後、店から火の手が上がった。逃げ出した店員から妖怪が暴れているという話を聞いたので
店員を確保しつつ突入する。 暴れているのは、囮捜査をした二人だった。
二人に事情を聞くと「安く買い叩きやがった」「男に間違えられた」と同時にまくし立てた。
言わんとしていることはよくわかった。


仕方なくボスに報告すると「よくやった」と言われた。 重要なことは店を潰すことだったらしい。
人間の里では組合組織として「株仲間」というものがあるが、このお店はどこにも属さずに
不正な利益を上げていたらしい。 妖怪の使用済み下着が売られていることは問題ではないという。
暴れた二人にお咎めはなかった。処分がないのは明らかにおかしいが従うしかない。
店員はプレミアである魅魔様の使用済ドロワが燃えたとかと叫んでいたが関係があるのだろうか。