年の瀬になるとやっぱり事故が増えるってものでして、うちの社員も交通事故には気をつけましょうって話になったのですが
その日のうちに岡崎の車がぶつけられて、救急車に運ばれた時は一時騒然となりました。
一応打撲で済んだということですが、やっぱり交通事故は怖いです。
八雲商事社員の場合、この事故が厄介です。どうみても普通の人間なら即死シチュエーションも
妖怪変化なので助かるってことが結構あります。
で、昔の妖怪って服の自己修復はできなかったので、交通事故→火災のコンボで
すっぽんぽんで脱出、周囲からどよめきと違う意味の歓声があがったという話があります。
もみ消すのに苦労しました。目撃者についてはもう諦めていますが。
今はそのへんのノウハウが溜まっていますけどね。
で、交通事故なんですけど、そんな感じなので結構面倒なのです。
たとえば、人を轢いたという案件でも妖怪を轢きますとクソ面倒になる。
一応、保険の世界では一律いくらで支給になっているらしいです。
全治何ヶ月とかというとあくどい妖怪は体が悪い状態を作り出してレントゲンでもきっちり騙してきます。
もはや職人芸の域です。
このような妖怪は当たり屋で生計を立てていまして、それはそれで大迷惑なわけで
しかも、そういう妖怪は幻想郷に行きたがらないのです。
あっちで同じことをしたらデストロイヤーにどつかれると思ってます。
間違ってませんが。
で、岡崎ですが、次の日打撲したところが痛いというのでそのまま薬屋にセカンドオピニオン
その後取り返しがつかないほど健康になったとさ めでたしめでたし。