■月 ●日  No5463

 うちの社員が交通事故を起こしかけたそうです。
 いやどうみてもあなた轢かれていますよね。それ人身ですよねって話ですが
 車のほうが廃車寸前といういつものアレです。
 いやマジで困るんですよ。しかもそいつ一人酒で酔っ払っていて
 轢かれたそうじゃないですか。普通に救急車呼ばれて
 それをうちの関連病院に手配した保険担当は泣いていい。

 いや、交通法規的に問題があるのは乗用車側なんだが
 うちの社員にぶつかるとある意味大変である。
 まず反射的になにかされている。そのなにかをつかむ必要がある。
 そして意地でも病院に行ってもらって被害を相殺するのである。
 
 もうほとんど動物を轢いた時の対応方法なのだが
 妖怪変化とかを轢いたらまあこうなるって話。
 勢いあまって自動車を破壊しないだけまだまし。
 というか轢かれたのも自分がノーダメージだと確証があるからであり
 それを始末が悪いという。しかも防犯カメラからは普通に
 人身事故である。

 問題は轢いた人だ。
 いつの間にか同等の乗用車が用意され、何事もなかったことにされるのである。
 狐に化かされたような流れだが仕方ない。うちの会社にいる妖怪変化ども
 せめて回避運動くらいやれ。