顕界のタヌキたちの嫌な話。
よく儲けやマーケティング関連の著書を書くと、自分たちにも
教えて欲しいとか自分の商品のプロデュースを頼まれるも
大体、そういう奴に限って金がない。
八雲商事を見てみれば、金はあるんだろうが、
実にケチっているそういうことの積み重ねが実のところ
儲けにつながるというか、結局重要なのはなんだかんだ
いって現金であることがよくわかる。
さて、たぬきや妖怪たちでさえでも商売に成功するもの
失敗するものはいる。チャンスが多いだけで
決して成功は確約されていない。
ただ、自助組織みたいなものはある。
寿命が長ければ景気に左右されやすく、どんなに盤石な
商売をつくっても100年経てばビジネスモデルが破綻するからだ。
したがって妖怪たちは事業に失敗したときの保険をたてているのが
実情である。
まあ、八雲商事もその保険に金を出しているひとつだったりする。
ここも常に盤石ではないのだ。