雷子のお陰で仕事にありついているため強く言えない最近の自分。
このまま依存状態になると、あとあとの商売が危険になるので少々不安になっている。
今日の事例、張り込んでいた家から悲鳴が上がって急遽突入。
配偶者が浮気相手を家に連れ込んでいるという黄金パターンなのだが
悲鳴はおそらく浮気相手のものなのだろう。
玄関からの突入が困難なので、窓から侵入しようとするが、見てすぐに危険と分かる。
謎の生物いや、妖怪が二人に襲いかかっていた。二人のうち一人は出血が激しく
急いで処置しないといけない。
もう一人はこちらに気づいているが助けを呼ぶにも体が動かない状態だろう。
自分の持っている端末から武器を呼び出してサッシのガラスだけを粉砕する。
雷子が少しだけ相手の動きを止めたが、たぶんこれは電撃なのだろう。
正直こちらの火力では対応が困難だと思われた。
此処から先は必要経費オーバーになるのだが、こちらの切り札を出す。
対バケモノ専用の決戦兵器と言えるシロモノだ。問題は持っている携帯端末から
パスワードなどを入れて時間を掛けないと発動しないとものだ。
幸い雷子のお陰で敵の注意はこちらに向いているのだが、
今はとりあえず使うしか無い。 とっておきの切り札。
散弾銃のような弾幕が一瞬でバケモノの体を粉砕する。
家の中はメチャクチャ。
実は必要経費オーバーと言ったのは、こちらの弁償が高いという意味である。
トホホ。