□月 ●日  No4349 魔術薬


 魔術の薬というのは謂れというよりは、なんだかんだで
 科学的要素が大きいです。だって口にするじゃないですか
 くちにして病気になったら敵わないし、特に長寿な妖怪変化で
 慢性疾患にでもかかったら致命傷どころじゃないわけです。
 マジで悲惨。



 そんなわけで、魔術の薬というのは殆ど治療薬ばっかり
 最初は臨床実験していたが、割と早い段階で
 科学的治療に移行していたりします。水銀飲むなんて愚の骨頂ってのは
 割と魔術やってる人の常識です。えっ、のめって本ばかりだって
 そりゃーあーた、そういう本が大量に出回ったから
 魔術師が幻想郷にいっちまったんだろうが


 結局のところ、たとえば肉体疲労時の影響補給剤と
 力づくの魔術のほうが効率がいいという話を聞いて
 なんだかなあというしかありません。
 

 まあ、そういうクソ魔術書とまともな魔術書をわけるために
 魔術師は本を読みますし、まともな本が蓄積されれてる関係で
 本は読み解くより盗むほうが効率的というのも
 なんだかわかる気がするのですよ。