□月 ●日  No4675 変態紳士が喜んでいるが奴らは論外

 ここ最近の八雲商事社員の姿は、色々な妖怪が持っているモチーフを
 利用するようになっている。これは技術革新により彼らの姿を
 完全に模しなくてもある程度の能力の補助が可能になったためである。
 この状況においてもこの期に及んで彼らの姿を再現する奴は
 もはや痛い奴である。そこんところOK?

 魂魄は戦闘スタイルに応じて肉弾戦を得意とする妖怪変化の姿を
 一部コピーするし、冴月も一部のモチーフを利用することで知られる。
 この辺の技術に磨きがかかっているのが霊能局である。
 なぜなら魔術効率はそのままコストに跳ね返るため、必死度が違うのだ。

 櫻崎に至っては全身レザーの黒づくめライダースタイルでいることも
 珍しくない。彼女がバイクに乗るのは滅茶苦茶映える。
 うちの連中とは大違いだ。まあ、カッコよく乗りこなす系なら北白河や
 岡崎 里香女史、明羅女史なんかはカッコいいを地で言っている。

 だからわかるね。
 ルーキーに変な格好をさせてはならないと。
 たしかにね、姿を変えれば魔術効率上がるし、魔術の感覚を
 身に着けるのも速くなるだろうさ。でもね、ルーキーは着せ替え人形じゃないんだ。
 先輩どもてめえも同罪だ。