□月 ●日  No4454 道路族

 

 妖怪変化の地上げ行為はとても歴史が古いです。
 そもそも妖怪変化の区画整理や神仏合祀などで彼らのような人たちが
 生み出される要因となりました。

 実のところもっと昔から彼らは存在していました。 

 

 新しい都や都市を作る時は土地神の立ち退き等が発生するからです。
 彼らの活動はかなり強引なことが多く、というかそうしなきゃ
 立ち退かない関係でかなり酷い荒事などを繰り返して活動していました。

 顕界でも土地神話の登場で彼らの活動は顕在化。
 何しろ妖怪変化にも区画があり、彼らの立ち退きなども
 必要だったからです。当然八雲商事とつながって
 幻想郷移動への道を選ばせているケースもあり
 ある部分では彼らの活動を支援していたってのもあるんですね。

 

 そんなわけで建設省の皆さんは
 彼らの行動に対抗するために独自の発展を遂げました。
 そこが縦割り行政の謎、彼らも自衛するのです。
 魔術を使う役人とかもおりますし、かなり滅茶苦茶です。
 また彼らからの天下りがそのまま八雲商事に入り込むことがあり
 彼らの存在を道路組というそうです。