□月 ●日  No4606 命がかかっている

 まあ、正当な手続きなしで幻想郷に行った奴をそのまま放置するのは自殺行為です。
 ここでなんで顕界の人間ですら幻想郷では飛行することが求められる理由が
 はっきりします。はっきり言いますが使い捨ての人間または処置を受けた人間以外
 空を飛ばないと危険です。
 たとえば水たまりへの暴露なんかはとても危険ということになります。
 これはルーキーにおいても同じことが言えます。 
 とにかく彼女を意地でも飛行可能にしないと汚染から大学の存亡の危機になります。

 そりゃ彼女に情報が集まるのは当然です。
 どちらかというと寄生虫対策とかそっちですが。
 なので彼女がことを起こすころには八雲商事なみの予防接種を受けた後でした。

 効果が出るまでの時間もほぼ完璧です。
 幸いにして彼女は直接幻想郷に入っても表面を移動でよかったのですが
 今度は汚染された妖怪変化が出てくる可能性があります。

 ええ、場合によっては焼却するつもりだったのです。
 なにせ、秘封倶楽部顧問だった岡崎の下にいる北白河にかかれば
 あの場所にミサイルを送り込むくらい容易なことだったのですから。