八雲商事にてヴィヴィットが量産され、複数配備されている理由は
人員不足だけではない。 人員不足なら素直に彼女を大量導入し
社員数を減らすだろう。実際には違うから現在の利用方法になっているそうな。
世の中にはヒトの認識に対して汚染するタイプの妖怪変化が存在する。
ここ最近は認識災害型、ミーム汚染型などと分類されている。
こうした相手の場合観測手法の変更で対応が出来ることが多い。
そうなると観測できるだけの機械では対応が厄介になる。
たとえば観測できるだけの機械を観測したら汚染されるというケースが
出現した場合、最終的な対応はロボットや式神を指すオートマトン ドローンなどで
対応することになるだろう。
このことから攻撃対処の手段は多岐にわたるものでないといけない。
もちろん逆も真のため、手段はたくさん持っているに限る。
たとえば里香女史が使用する戦車だがこいつはなんと人型に変形して
普通の人妖と一緒にスペルカードを利用できる。
スペルカードを使用するためにそのような姿になっているともいえる。
普通は的が大きくなるだけだが、これも認識災害型対処のプロセスで
生まれた兵器である。
このように配備されている兵器群はほとんど必要に迫られて
設置されているため、これが用意できないような団体はだいたいトラブルを
起こすことがお判りいただけるだろうか。