■月 ●日  No4943

  ぶっちゃけ食用可能な弾幕はそれなりに存在している。
 緊急時にはそれらを調理して食べることも可能だ。
 もちろん調理しないとダメなのだが、それでも空腹を満たすには十分だ。
 まあその調理すら魔術で行うことは可能だ。面倒な場合は粉砕して
 蒸してしまうのが良い。基本これでどうにかする。
 
 緊急用弾幕については、研修でかならずやる。
 中にはこいつが好きになって自前で弾幕を生成する猛者もいる。
 鉄の箱に向かって弾幕生成し、速度を最低にすれば炊飯ジャーに入るらしい。
 ようやるよと思う。 
 ちなみにコツはすり鉢ですこし崩すことである。

 食用弾幕の中には果物の類もあるがこいつは地雷率が高い。
 味がしない、甘くない。熟すまで待つしかない。
 リンゴと一緒に袋に入れるオーソドックスな手法で数日置けば
 食べられるようになる。
 
 まあこれで食費を減らす勇者がいるってのも納得ではある。
 顕界では異変が発生して買い物もやや不自由しているらしい。
 買い物が面倒ならやるわなとは思う。