■月 ●日 No6189
幻想郷には複数の人工衛星が飛んでいる。ものすごい費用が掛かっているが
最近では月面人の技術が投入されまくっており、コストは驚くほど安い。
顕界に利用したいのだが、その点については条約があってダメってことになってる。
それでも知識の流出は防げないから再発見されるのは時間の問題だと思う。
月面人が人工衛星を飛ばしたいのは、データとして自分を伝送するためだ。
マダラ神が利用している移動方法を利用していると言ったら聞こえはいいが
要はそれだけ幻想郷にニーズがあると言える。
おかげでインバウンド消費が凄いことになってる。
人気があるのはなぜか顕界のテレビゲームの類で、不自由だから面白いという
理由で遊ばれている。持ち帰りたいという話もあるが、電力というのは
月面人にとってはレガシーインフラであり、あまり使われないから
結局幻想郷で遊んでいるって流れだ。
目ざとい河童たちはゲームセンターを配置して、顕界の歴史をなぞるように
機器を置いている。もっとも歴史をなぞっていると言っても、入れ替えは
かなりゆっくりだ。顕界で半年でリリースされていたら数年は引っ張る。
マジで引っ張りすぎだと思うんだが、基盤類の劣化を修理するのに
かなりの手間がかかっているようで、すぐにリリースできないとのこと。
意外と大変だなと思う一方でたくさんのハックロムもできているので
いずれはオリジナルゲームが出る日も来るのかと思っている次第です。