■月 ●日  No4803 普通はやらない
 
 幻想郷で自殺行為といえば、妖怪とイチャコラすることだと思います。
 特に疾病対策では自殺行為です。予防接種を駆使すればその限りでは
 ないわけですが、どちらにせよかなりのリスキーな行為といえます。
 とかく妖怪が厄介なのは動物にかかるウイルスを人間にかかるように
 変換する場合があることです。人間の姿になったことで中にいる
 微生物の類も変異するわけですね。大迷惑です。

 中にはナズ軍曹のようにとんでもない手法で人間を抹殺する
 輩もいます。彼女と仲良くなるのは色々な意味でリスキーですが
 彼女を怒らせなければ、全く問題ありません。
 
 まあ、妖怪と言っても獣から派生した妖怪は危険ってことで
 人間から派生した妖怪なら比較的安全かと思いきや
 それはそれで別のなにかがある場合があります。
 
 そんなわけですから、どこかの薄い本のように妖怪とイチャコラするのは
 よっぽど自信がある場合以外はお勧めしないというしかありません。
 一生隔離されて終わるって展開になりたくなければです。 


   
 

           

■月 ●日  No4802
 
 まあ自宅待機という話の中で、備蓄食料をちまちま食べてます。
 新しい食料は届きますし、これを機会に備蓄食料を一新したい
 社員はよくいるみたいです。

 さてうちの会社はというと、そもそもかかるリスクゼロのヴィヴィットや
 魂魄たちもいますし、たぶんウイルスが土下座しそうな輩が
 ぞろぞろいますから問題ないでしょう。
 どう土下座するのかはわかりませんが、出来そうな危険人物なら
 何人か心当たりがあります。

 結局のところ、家でやる仕事って結構あるんであまり問題ないんです。
 運動不足だけがネックですが、そこは幻想郷に流れたエクササイズ
 アイテムが
 
 ええ、どうみても続かない奴ばかりですわ。
 ブートキャンプとか、最初はちょっとだけやるけど
 やったからと言って、何かしらリターンが見えないのは
 やっててつまらないわけです。

 まあ薬屋の薬を投入して強制的に治療するって
 流れになりそうな予感です。まあ、人間やめたいっていうなら
 止めませんが、直すためには手段を択ばない人は多分多いと思います。


   
 

           

■月 ●日  No4801 必要材料は遠距離につき
 
 幻想郷で最強の文明の利器と言えばカセットコンロだそうです。
 安定した高火力、スイッチ一つで火がついて、燃料も簡単に
 補充できるとあります。

 いや、顕界でもカセットコンロは便利すぎます。
 というかですね。幻想郷でカセットコンロってカセットコンロはどう見ても
 幻想入りの要件を満たしておりません。非常用としても普段使いにしても
 幻想入りの要件を満たすには十分普及しているしコモディティ化
 進んでおります。
 
 博麗の巫女が自称現人神の家に突入するとしたらそれは
 カセットコンロのためです。霧雨のご息女も盗みそうなものですが
 肝心のボンベを調達できないらしく、盗まれていないのは
 いろいろご愛敬だと思います。 
 まあ霧雨のご息女の場合加熱用の八卦炉がすでにあって
 必要性が低いってのがあります。

 ただし幻想郷の土鍋でカセットコンロを使用すると容易に割れます。
 結局は土鍋も顕界から確保しないといけないのが
 ちょっと困る話です。
 

           

■月 ●日  No4800
 
 ここ、霊能局にとって疾病対策はかなり重要な要素となっております。
 なぜ、私たちが疾病対策を担うのか疑問に思う方もおられるでしょう。
 結論から申しますと、古来より疫病は誰かの呪いによって発生している
 と信じられていました。これは実のところ現代においても同様です。
 呪いはテロという言葉に置き換えられていますが、事実上やっていること
 被害の規模等はほとんど同じだと思います。
 
 問題は、これらの疫病が呪いであるのか、それとも別のなにかで
 あるのかを判定するのにマンパワーが足りないことです。
 従って私たちが判定するのはあくまで天上の人または、
 私たちの身内となります。

 利用できない理由は別にもあります。
 科学的エピテンスの問題です。いくら呪術的にわかっていても
 それが科学的に確かな証拠がなければないも同然です。
 寧ろパニック理論に従うならば、百害あって一利なしなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

■月 ●日  No4799 多分矯正治療コース
 
 幻想郷行きのルートが一部再構築された。
 顕界で発生している伝染病対策のためであり
 いざとなれば薬屋の薬品使用が許可されることになる。
 薬屋の薬品はぶっちゃけ人間として色々な尊厳を
 犠牲にする代物であり確かに治るし、背に腹は代えられない
 時は最後の手段として運用すべきだと思う。
 実際はそうは言ってられないんですけどね。

 幻想郷に到着した列車の一台に伝染病汚染が見つかったと
 いうことで列車をどかして対処することになっている。
 列車内ではこのような事態に対処するための装備も
 整っており、一応テレビも見られるし、ネットも使う
 ことができるようになる。法的には列車内を
 顕界に見立てて運用するためだ。

 ただし列車によってはクソ古いテレビ、クソ古い端末が
 入っている場合もある。ちなみに古い列車だからといって
 内部機材が悪いとは言ってない。 
 案外中途半端に古い奴が地雷率がたかいのである。
 

 

           

 

■月 ●日  No4798 修羅の国

 命蓮寺のみならず、妖怪たちが武装している理由は
 昔の顕界がほとんど修羅の国だからである。
 特に命蓮寺に至っては突然攫われて殺されたり、
 乱暴をされることが日常茶飯事であったことから
 自衛が常に必要であった。また美男である場合は
 野郎も油断が出来ない点も注意が必要である。
 
 当然のことながら命蓮寺の住職?は虎をボディーガード兼
 ご神体にするのも当然である。ぶっちゃけ、いざとなったら
 返り討ちにするくらいでないといけないのだ。
 法界に引きこもるのは寧ろ当然と言える。
 
 自分の身を守る手段としては世の有力者に取り入るのが
 一番有効であるが、当時の有力者もほとんど武力で
 力を得ているのが当たり前、血筋ロンダリング
 当然のことである。博麗の巫女が在野の
 能力が高い一般人でもいいのもその辺の理由だ。
 血筋なんてどうでもいいのである。

 そんなわけなので、妖怪が月面に侵攻したのは
 どちらかというと自分の生き残りをかけてというか
 生存闘争って側面もあったので、月面の連中にとっては
 いい迷惑と言っても過言ではないと思う。 

 

 

 

 

           

   

■月 ●日  No4797 そんなこんなで

 顕界に戻ってきました。
 さすがに幻想郷に延々と捕まり続けるわけもいかないので
 一応検査等を行ってから臨んでおります。
 ここからなら一応在宅で仕事もできます。
 まあいつものことなんですけどね。

 顕界で入手しづらいものがいくつか当社にかかれば
 手に入るわけで自分向けのアイテム類をいただいていきました。
 このまま自宅に帰ってというと色々危ないということで
 送迎で対応してもらいましたよ。
 
 一応は顕界でも籠城しないといけないので
 移動はポータルなどを使用してよいとのこと。
 ポータルとは言うなれば、片道の博麗大結界の隙間
 強制的に侵入してあとは幻想郷内部で若干移動
 そこからランデブーポイント経由で会社に入るって
 寸法です。まあ検査して大丈夫ってなったらなので
 解禁されておりません。

 食料類は定期的に会社から届きますので、面倒なのは
 ごみの処理ってことになります。せっかくなので部屋の掃除を
 おこなったりしてます。
 ちなみにこの場所、完全な自宅ではなく借り上げ社宅です。
 
 自宅よりもいい場所なんで快適なんですよね。