■月 ●日  No4798 修羅の国

 命蓮寺のみならず、妖怪たちが武装している理由は
 昔の顕界がほとんど修羅の国だからである。
 特に命蓮寺に至っては突然攫われて殺されたり、
 乱暴をされることが日常茶飯事であったことから
 自衛が常に必要であった。また美男である場合は
 野郎も油断が出来ない点も注意が必要である。
 
 当然のことながら命蓮寺の住職?は虎をボディーガード兼
 ご神体にするのも当然である。ぶっちゃけ、いざとなったら
 返り討ちにするくらいでないといけないのだ。
 法界に引きこもるのは寧ろ当然と言える。
 
 自分の身を守る手段としては世の有力者に取り入るのが
 一番有効であるが、当時の有力者もほとんど武力で
 力を得ているのが当たり前、血筋ロンダリング
 当然のことである。博麗の巫女が在野の
 能力が高い一般人でもいいのもその辺の理由だ。
 血筋なんてどうでもいいのである。

 そんなわけなので、妖怪が月面に侵攻したのは
 どちらかというと自分の生き残りをかけてというか
 生存闘争って側面もあったので、月面の連中にとっては
 いい迷惑と言っても過言ではないと思う。