■月 ●日  No6293

 吸血鬼にニンニクが効くとか色々有名なものはあるが、その多くが相手が付き合ってくれている
 だけだったり、所謂、謂れと言われるミーム化による汚染で妖怪そのものの存在が書き換わったりと
 様々だったりする。
 
 で、このミームってのが面白くて特に最近の傾向で美化されまくってるってのがある。
 もうどんな妖怪もこの美化問題に晒されている。酷いとTS すなわちトランスジェンダーの洗礼を受け
 男性化女性化どっちも発生する。というか中性的になる傾向が強い。
 過去の偉人から発生したミーム系妖怪はこの影響を特に受けており、その先々のムーブメントに従い
 姿が変わるのだが、もうそりゃもうひどいもんで、ちょっと会わない間にずいぶん変わったなって
 流れを多く見かける。

 というかですね、姿のインパクトで攻めるタイプの妖怪はもはやただのクリーチャーであり
 しかもクリーチャーどもは殆ど創作物で使い捨てになっていてミームになることがほとんどない。
 仮に有名どころのモンスターがいたら、そいつらはほぼ確実に相対化しまくって
 よりコミカルになる傾向がある。ホッケーマスク被った殺人者が正義の味方に代わっていても
 もうだれも驚かない。

 そんなわけなので、ホラー系キャラクターの顔芸を楽しむ現代ではミーム系妖怪なんて
 あっという間にネットの玩具。本人は普通に警察に捕まってそのまま取り締まりとあいなるのであった
 なーむー

 

 

 

           

■月 ●日  No6292

 朝倉曰く、魔法というのはかなり事故がおおいものらしい。というか若くして事故で亡くなるから
 基本的に好き好んで利用しないのが実情だ。これは日用レベルの魔術であっても同様なんだとか。
 むしろ日用魔術とかでも大やけどからの破傷風などでそのまま亡くなるって流れも多い。
 そういった事象は魔法のペナルティとしてとらえられているから余計にイメージが悪い。
 そのくせ魔術とあまり変わらないはずのスペルカードはわりとみんな気軽に運用しているのだから。

 んで魔術の運用方法なんだが、とにかく滅茶苦茶叫ぶ奴が多いらしい。
 その方が集中しやすいからやるんだろうが効率はクソ悪い。
 で、これやると血圧上がって脳溢血とか色々起こすんだとか。幻想郷の食料事情もあり
 余計にこの傾向が酷いんだとか。

 朝倉ほどの魔術師とかになると、もう冷静通り越してる。下手な動きも叫びもしない。
 魔術が徹底的に仮想化されているから事故も起こりにくい。
 仮想化はオーバーヘッドと呼ばれる非効率になるからあまり行われない。
 魔術にコスパを求めるからやたら効率的だし、仮想スペルカードのように少し訓練すれば
 利用可能なパッケージもある。

 まあやり方は科学的PDCAサイクルの運用方法だからね。

 
 



 

 

           

■月 ●日  No6291

 幻想郷の住民の既往症といえば、高血圧と糖尿病とだいたい決まっていますがいかがお過ごしでしょうか。
 とにかく飯を大量に食べる。5合くらい食べる。んでおかず少ない。お昼は冷や飯メイン。
 だって朝にご飯を炊いてそれだけだからな。
 んで酒も呑んでる。それも若いうちから呑んでる。そして量産される糖尿病。

 んでもって魔法って滅茶苦茶血圧上がる。朝とかに戦闘とかでスペルカード使ったら自滅するケース
 結構見られる。頭が痛いって言ってそのまま亡くなるってパターン結構多い。
 ちょっと考えれば、ただの高血圧からくる脳内出血ってわかる。
 幻想郷の住民の血圧が上が200近いって聞いて戦慄を覚える。とにかくしょっぱい漬物でご飯をたくさん食べる。
 もうあり得ないほどしょっぱい。

 んで一番健康的なのが紅魔館の食い物というのがなんともいえない。
 いやここも結構大概だ。とはいえ、幻想郷にやってきたのは比較的新しいってこともあって
 比較的衛生観念しっかりしている。というか幻想郷の実情知ってドン引きしたってのがでかい。
 昔の食べ方をしないのかと尋ねたことがあったが、そんなのできるわけないだろって返答があったくらい。

 そんなわけなので薬屋で一番利用される薬の筆頭がインスリンというもうなんともな話。



 

           

■月 ●日  No6290

 現在では幻想郷の食べ物を食べることはできなくなっているが、言ってしまうと
 幻想郷基準で飯を食うと確実に体を壊すからというのが実情だと思っている。
 もちろん幻想郷の所持を食べることが幻想郷との縁とかの問題があるのだが
 ぶっちゃけそれは些細な問題だ。

 幻想郷の飯を見たらわかるけどとにかく飯が多い。もうそれはもう多い。滅茶苦茶食わされる。
 それを見て幻想郷は食糧難ではないと断じる人がいるがそれは郁子なるかな。
 んで問題となるのが、食品衛生がきちんとしていないということ。場合によっては寄生虫入り
 が体に入ってきて病気になるなんてこともある。薬屋に頼めばなんとかなるんだけどね。

 んで最近この手の話ってのがバイオハザード対策とか疾病対策とかで、うるさくなっていまして
 顕界に戻る時に下剤呑んでくれとか、浣腸やってくれって話になっていた。
 そんな馬鹿なと思うかもしれないが、最後の方ではそうなっていたのである。
 
 そんなわけだから幻想郷の現地飯はダメだってことになりましてね。ついには幻想郷に
 コンビニ飯まで入荷するって事態に発展したのだから凄い話です。
 ちなみにですがコンビニ飯を幻想郷に持ち込む場合はゴミは絶対自前で処理となるのです。
 そういう問題かといわれますがね。

 

 

 

           

■月 ●日  No6289

 幻想郷でもなんだかんだ電力は必要であるといえる。顕界と同様の設備が必要だが基本的に地下埋設だ。
 埋設している理由は、魔法を使えば比較的ローコストで穴をあけることが可能であること。
 そしてなにより飛行している妖怪たちの感電対策のためだ。

 当然施設が半地下とか埋設とかなので電力とかは普通の方法が使えない。
 そこで出てくるのが電力供給用スペルカードなるもんで、要は使い古しのスペルカードを使って
 そいつから出る弾幕でタービンを回すとかいう発電方法だ。
 当然魔力は自然界に循環するのでなんだかんだエコってのもあるが、魔法使いなら
 カードを自前で作って、そいつを売れば金になるって寸法である。

 この発電施設は、比較的構造が単純で、冷却施設不要ってのもでかい。
 では顕界で使えばいいのかというと、顕界に使うにはちょっと規模が足りない。
 あくまで幻想郷で使用するって規模で回しているから利用できる。あとは水力とかがあるくらい。

 まあこの発電施設の性能はちょっとしょっぱいから、顕界のように電気が足りているかというと
 いろいろ微妙なのがきっつい。とはいえこの辺が確立したからこそ自称現人神や命蓮寺の各種施設が
 維持できるようになったともいえる。 難儀な話だ。

 



 

■月 ●日  No6288

 現代において妖怪だろうと人間だろうとほぼボーダーレスであるであることは周知の事実です。
 ぶっちゃけますが国としては税金払って国のルール守っている人間型の何者かなら
 そいつは普通に市民扱いです。それどころか長寿命な妖怪たちは社会保障費が割安なだけの
 普通の市民です。

 だいたい現代では妖怪も税金払ってます。住民税やら県民税やら所得税やら消費税やら
 普通に妖怪が暮らしていくにしても脱税なんて困難です。というか、脱税していたら
 妖怪が人間社会に溶け込むのが難しいのが現代です。
 現代では現金を葉っぱで構成するのだって困難ですからそうなると普通に人間社会に
 溶け込んだ方がローコストってもんです。

 そして最も身もふたもないことを言うと超人的な能力を発揮しても、現代社会には
 ほとんど役に立たないのが現実なのです。移動するなら公共交通機関とかを使ったほうが
 概ね早いかローコストであり、瞬間移動する意味もネットつなげて情報伝達するのと
 何が違うのかって話になってます。というか電波帯が過密化した結果、情報データを
 空間に収納するのもかなり難しいのです。スペルカードが疑似の形でしか顕界で
 流通できないのもそのせいです。電波法やら色々な既存法律に合わせるように
 妖怪たちも立ち振る舞わないと妖怪が妖怪として機能しないのです。

 まあ逆利用した妖怪も当然出るわけですが。



 

           

■月 ●日  No6287

 人間に成りすます妖怪というのがおりまして、しばしば人間になり替わろうとする動きをする
 わけですが、だいたいはうまくいかないって話。
 人間と妖怪を判別する手段は色々ありますが、だいたいは二段階認証とかの既存の技術で簡単に
 バレます。顕界でも普通になりすましの犯罪は増えていますから姿を模倣するだけの妖怪なんて
 もうとっくに時代遅れと言えるでしょう。

 生体認証を突破するのも妖怪にとっては一苦労です。そもそも感覚器官が人間と違いますから
 機械的なセンサー類をかいくぐりつつ、身分証明を偽造しつつ、専用の携帯端末まで
 奪取できればワンチャンってレベルです。
 いやそこまできたら普通の人間の対策になります。

 ちなみに住民基本台帳システムとかのデータを他に紐づけるのもとても有効だったりします。
 まあ、この辺は成りすましてくるフリーライダー系を取り締まるのにとても有効ですから
 みんな知っていますよね。
 
 まあ妖怪だから云々ってってのはもうとっくに終わっているのです。なんだかなあ。