幻想郷における食生活とはどういうものでしょう。
幻想郷ではたらくひとたちでは、江戸後期から明治初期の食生活を想定しています。
たとえばご飯ひとつとっても今日の味ではありません。
現代では稲も品種改良が進んでとても甘いコシヒカリなどが主流となっています。
しかし幻想郷では同じ品種改良でも稲の強さを増す方向へ進んでいます。
実はコシヒカリは恐ろしく手間暇がかかる稲だったりします。
本編では食べ物がうまいという話と、味についていけない話がそれぞれ現れます。
一見矛盾するように見えますが、実は現代人は調味料なしでは満足に食べ物を食べることが
できない体になっているのです。
幻想郷に適応して現代の食べ物が不快になってしまった主人公と、
幻想郷の食べ物になじめずについには倒れた、自称現人神を対にして考えていただけると
よいでしょう。
災害発生時とくにインフラが破壊された場所では食べ物だけではなく、調味料の確保も
重要な課題となります。 避難グッズの中にマヨネーズを忍ばせるのもかなり有効な
対策らしいです。 まずい非常用食料もマヨネーズで万事解決というわけなのですね。