□月 ●日  No1565 政治活動は継続的に


うちの会社の妖怪連中が某議員主催のパーティに出席している。
朝倉が、セクハラ親父が多いと言いながらなぜかうきうきしているのが印象深い。


今日の妖怪は自分たちの権利を守るため合法的活動やロビー活動を絶えず行っている。
そのやり方は過激な環境団体よりも巧妙で、しかも実効性が高い物だ。


今日の妖怪は、自分の住処を守る為に人を襲ったりはしない。
そんなことをすれば真っ先に駆除対象になる。
そしてそんな妖怪を取り締まるのもまた妖怪達なのである。
我々八雲商事も直接取り締まりをやっている霊能局にも妖怪がいる。
妖怪の世界も一枚岩ではないといえるだろう。


さて、そんな妖怪達だがパーティを通じて情報を収集したり
人的コネを作ったりしている。政治家も馬鹿ではないので妖怪達に近づけば
色々な点で得だと言うことを熟知している。
これはマフィアも同様であるが。


妖怪達、それはごく一部の妖怪だが彼らは金を持っている。
人間と違い経験も特殊能力もある妖怪だからこそである。
妖怪の中には人間を買収していることもよくある。


政治家達は幻想郷の情勢を気に掛ける。
万が一、彼らが外に出れば人間に危害を与える可能性があると思っているからだ。
そこでは博麗の巫女は凶悪な妖怪を退治する戦士のような扱いである。
こちらでいろいろ脚色しているからとも言えるのだが。


自称現人神がなにかおかしな扱いになっていたが
邪悪な鵺を退治したって話が漏れ伝わっているところを見ると
幻想郷と顕界の関わりが少し見えてくるものである。