□月 ●日  No1942 私は売り子


オタクの聖典 それは混怪 今年も男女の戦いが見舞うッ。


そしてここで驚愕の事実が判明した。なんと朝倉のサークルをメリーが知っていて
しかもファンだったという。サークル入場でレンコが並ぶというのが毎度のパターンだそうだ。
そして彼女たちが作る同人誌というのが所謂紀行文で、朝倉のサークルから比べたらクォリティは
雲泥の差である。もちろんメリーのサークルのほうがである。


八雲商事入社後の二人が真っ先に挨拶したのも朝倉である。実はこの筋では有名人だそうで
同人誌は最高に薄くてナスカの地上絵な絵なのだが、そのネタは大変素晴らしいというのである。
たしかに朝倉のサークルはあり得ないほど並んでいる。
スタッフの人たちが列の整理をしていて・・・・。
ここでスタッフの一人が東村先生だという事実が発覚する。


説明しよう。

朝倉の同人誌はもちろんその内容から一般参加者からも人気があるそうなのだが
本来は妖怪達に幻想郷の現状を説明するための回覧板である。
今年は特に例の3馬鹿復活が特大ニュースとなっておりページ数もかなり増量されている。
東村先生は列を整理しながら、妖怪と人間達を列で分けている。
4列で頒布しているうち右半分が妖怪達となっているのだ。 


メリーのサークルは誕席と呼ばれる場所にあるとのこと。もちろん人気サークルだそうだが
足で稼いだ、旅行情報誌となっている。内容はどこか禍々しいような気がするのだが
大学時代から続く内容だそうで、秘封倶楽部の運営費の一部はこれでまかなっているとか云々。


さて、この混怪というイベントだが、会社からは有給扱いになっているとのこと。
幻想郷の情報を頒布するイベントでもあることを考えると当然と言えば当然のことだが。
うちの買い子勢が野郎女の子問わず肌色率が高い本を大量購入しては段ボールに詰めている
場面を目撃して世間の広さを痛感する次第である。


ちなみに今年の朝倉だが、トイレで魔術を使って早変わりコスプレをしたらスタッフに
呼び止められてこっぴどく叱られたらしい。 コスプレはきちんと指定の場所で着替えましょう。
幾ら魔法でもな。