□月 ●日  No1941 倉庫整理


現地法人が大掃除。 特別何か起こることは無いだろうと思っていたが、
新規でやってきた三馬鹿どもの資料の振り分け作業で数名がもっていかれた為
ひどいことになった。 今回の復活に関しては事前準備こそ出来たものの
その期間は想像以上に短かったのだろうと思われる。


現地倉庫が老朽化のため修理作業。
40年くらい経過しているのだがプレハブ建ての代物で端から見たら書庫には見えない。
しかも壁の一部が破損しており箱を一部移動するしかない状態。
仕方がないから運び出すのだが、当然のごとく時系列で並んでいた箱の類は
全部めちゃくちゃ、しかもタグの一部は風化しており判読不能という有様である。
わからなくなった箱は開封後解読するのだがいかんせん古く、おまけに古い言葉で書いてあったり
そもそも帳票としての体裁すら保っていないという状態である。


倉庫にたどり着くと床の一部が取り払われており、移動するだけでまるで
アスレチック会場になっている。
高床式だから起こる問題である。
フレームの上を歩くには少々危険な状態で、何人かが根太組に体を引っ掛けて顔面を
強打している。
木部の根太は一部が腐っていたりシロアリやキクイムシの被害にあっているようで
引っかかった木材が四散粉砕しておりとてもシュールである。


最近はこれら書類も電子化が進んでいるというのだが、廃棄はできない。
なぜなら電子化手段では読み取れない情報が数多く隠されているからである。
魔術で暗号化されたり、製本を解いた瞬間に意味消失する情報もある。
だからこういう倉庫にいったん保管する訳なのだろうが、いかんせん
こんな保管の仕方をして果たして本が傷まないのかと心配になる。


というわけでこの倉庫、床が一部取り壊されたまま年越しになるみたいだ。
いいのか 本当にそれで良いのか。