□月 ●日  No2079 投資について考える


三馬鹿のせいで地味に予算超過になっている出納帳を見て唸ってみる。
幻想の世界はお金が掛かる。もっとも得られる利益もそれなりに大きいものだ。
ギブアンドテイクが成り立ってこその幻想郷である。


当たり前であるが幻想郷はそれなりに豊かでないとならない。
豊かでないとならないのはそうすることが投資額を最も低く抑えられるからである。
逆説的だが、豊かにしていないと目の前の事のために後のことを考えられなくなる。
例えば井戸を作っても、井戸がもたらす多大な利益よりもモーターを解体して
売ってしまうのと同じ事だ。


幻想郷内部がある程度の礼節を弁え、ある程度の治安を維持するためには
コストを増やしている要因を住民に分かって貰わないとならない。
そのためには、継続的な資金投入が必要になる。
ある程度当てにする仕組みを作る必要がある。


先が見えない貧困状態はもっともよくない。
先が見えない貧困状態になると、皆が無気力になる。
エネルギーを使ったらおなかが減るからだ。
その状態から回復するためにはもっと大きな投資が必要になる。


故にお金はケチってはいけない。
最終的に自分に跳ね返ってくる。自分だけを守ろうとするとその跳ね返りは都合4倍になって
帰ってくると思って良いだろう。
結果的にそれらを何とかするためにはさらにそれ以上のお金を要求するのである。


自称現人神が落ち着いてきたので三馬鹿についてもそれなりに楽観視している。
変な野心でも抱かない限りはとりあえずは大丈夫だろう。
おかしな動きがあればお金から動くからね。