□月 ●日  No2198 フォームチェンジ


八雲商事の社員が幻想郷に赴くときは当然のことながら列車の中で着替えることになります。
現地住民の姿をするのが基本です。女子社員は、中に着込んでいることも少なくないみたいです。
現地住民の姿をするのは下手に珍妙な格好をすると色々と問題が起こるからであります。
結局、なにかあったときも現地住民の庇護を受けるためには人間の姿をしたほうが何かと都合がいいのが実情です。


とはいえ、魔術展開時の事故防止を勘案しますと、妖怪の姿をしていたほうがいろいろと有利なようです。
私は当然真似しません。メリットないですし。 やっぱり体の負荷がまるで違うらしいです。
この辺は岡崎とかがよくわかっているみたいですね。
朝倉も必要に応じてフォームチェンジしますが、これは体が楽になるからというより、もっとも最小の手数で
能力を再現する為ということです。残念な姿は本人の衣服が調達できないためという話もあります。


魂魄のような純粋な戦闘型では現地の姿をするメリットはほぼくなく、完全に顕界も幻想郷もあまり変わらない姿になります。
これは冴月も同様です。彼らは戦闘するための必要装備をしているということになります。


浅間伊佐美のようにどれでもOKという少数派もいます。普段は幻想郷にいても会社の制服を脱ぐことはあまりありません。
彼女の場合幻想郷で着る服が巫女の服になるからと聞いたことがあります。本人は嫌がっているみたいですね。
元々実家を継ぐのが嫌でここにきているので、仕事着とはいえ巫女服は着たくないとのこと。
もっとも彼女の場合、姿かたちが多少変わっても能力にはほとんど影響がないといいます。
酩酊状態になればいいらしいです。

 
そんなわけで社員ごとに結構着るもののルールは違いますが、正直現地人の服より妖怪の服のほうが保温力から
色々な部分で過ごしやすいのも事実なので、それはそれということで。