□月 ●日  No2548 逆さ城


逆さ城ですが中身はというと って話。
年数が経ちますと逆さ城といってもきちんとした構造になるらしいです。
ちょっと考えればわかるのですが、畳とかは当然逆さまになれば落ちますから
結局下に敷くことになってあまり状況が変わらないのですね。


もちろん天井というものは実のところ少々歪んでおります。
これは、錯視調整のためで中央部分が実は持ち上がっているのです。
なので逆さまになるとその部分が歪みになって出てくる。
畳は歪みに対応できない筈ですが、藁が変形してちょうどいい塩梅になっているという
具合であります。


年数が経てばなんとやらって話で、実際には地耐力を考慮しなくてよい分だけ
つくりとしては割と緩いという印象です。
それもこれもアホどもが城の中で暴れまわったせいですが
仕方がありません。打ち出の小槌の副作用ってことにして
こちらの負担額は減らしたい方針であります。


それにしても逆さ城といっても長い期間をかけて大体普通の構造になるようでありまして
外に出た瞬間に落下すると言うのが良くある話です。
重力転換しているのかと思われますが、そんなコストのかかることはあまりしないで
大体が普通に作ってあって、途中から回っているような感じと言えばよいでしょう。


へんなところでローテクあんどローコストですが、確かに板の間なら
無理に逆さまに対応しなくてもいいのですよね。便利と言えば便利です。


あ、そこの君 厠が逆さまになった時のことは想定しなくていいからね。