□月 ●日  No2806 実は倹約家は物部氏


 三馬鹿の扱いにくさがたまらない。一応慣れようとしているのはわかるのだが、
 どうしても文明ギャップが大きすぎて未だに混乱する。
 本人にとっては新たな発見の連続だが、それゆえにに嵩む費用が洒落にならない。
 まだ自称現人神のほうが費用面で配慮してくれるってものである。


 話を厄介にしているのは幻想郷の文明水準である。
 実は幻想郷の場合、色々な仕組みが現代のものをミックスしているのである。
 そうしないとならないし、制度も維持するのが難しい。


 たとえば、今の人達の言葉を理解するのに実は一年くらいの期間を
 必要としている。彼女たちが復活したのは異変発生のさらに一年くらい前だと
 聞いた時はこのプロジェクトの面倒さを如実に表していると
 言えるだろう。


 とはいえ、彼女たちも自分で稼がないことに引け目は感じているようで、
 事あるごとに企画参加、イベント参加でお金を稼ぐようになりつつある。
 しかし想定外の浪費ですぐに使い果たしてしまうのである。
 あの電撃幽霊が思いの外財政面コントロールに役に立たないのは
 想定外にも程がある。
 もうちょっとなんとかならんのだろうか。