□月 ●日  No2850 土砂災害


よく言われていますが、河童は土砂をせき止めることができるのかって
話ですね。河童は爆薬を使ってとか、重機でなんとかしたっていう話もあるのですが
実際のところはもうちょっとやり方が違うようです。


ご存じの方も多いかと思いますが、幻想郷はとても水はけが悪い土地であります。
盆地だから仕方ないんですが、そもそも地下がすぐに岩盤なので、保水能力が
限定的なんですよね。


そんなことですから岩盤と土の間に水がたまってすぐに土砂崩れが起こるのですよ。
河童は水棲生物なので、地下水の流れもある程度把握できるのだそうです。
なぜかといいますと地下水のレイアウトは河童たちにとっては死活問題なのです。
水源が吹っ飛ぶってのもあるのですが、特に注意しないといけないのは
地下水汚染なんです。


水はけが悪い場合どうしても井戸の水源に水がかなり早くやってくるのです。
なので林業などを充実させることで保水力を高めるなどの努力が必要
なのですが、それがやはり大問題になるのです。


で、話を戻しますとね、結局土砂崩れが起こりやすいところでちょっとした衝撃を
与えるってのは河童では朝飯前なのです。大被害がおこるまえに被害を起こすのです。
ダムのような自然堤防を作るのは彼らにとっては大得意。
そもそも水害が多い幻想郷で、緊急避難的土砂災害はしょっちゅうだったのです。


まあやったあとの後始末はこっちが支援しないといけないってのは
勘弁して下さい。