妖怪が子供を攫うってよくいいますが、特殊事情でもない限り攫われるのは寧ろ大人って話。
糞狸の話だと妖怪が人間を攫っている場合、その家庭が特殊事情を抱えているってケースが
多くありまして、昔は口減らし、今は家族間のトラブルとかDVとかだそうですな。
ヘタすると昔の妖怪たちは一種の児相と化しているなんてケースが有るんですよね。
で、現代ですがその傾向はますます上がっているのだそうで。
不労者と言われる人を妖怪に引き取ってくれという話が結構あるのだそうです。
受け入れは限度があるのでというか受け入れていたらたまらないのだそうで。
いまじゃ人攫いは妖怪の仕事というより業者のしごとになっているとか
なんとかって話だそうです。
むかし生贄が流行っていたと思うのですが、今はそういうのは殆ど流行りません。
以前、そういうのを使って人間を脅していた妖怪たちが
自宅警備員と名乗る人物と交戦して、議論で負かされたとか相手がはい論破を繰り返して
精神的存在が意味である妖怪の心を砕いたのだそうです。
噂はあっという間広がりまして生贄を要求するのはその後とぱたりとなくなったとか。
ああ、もっとも自宅警備員は今の名称でかつては書生と名乗っていたとも聞いております。