結婚詐欺師の捜索。姿を変える相手なので、かなり難易度が高い相手である。
幸いにして、依頼段階で姿を変える前の相手を捕捉できたので
マーカーという道具を紹介するとしよう。
マーカーとは様々な姿をする妖怪が犯罪行為を犯した時に
下手人を捕えるために開発されたものである。
珍しく、これを開発したのは警視庁である。
なので、これを手に入れるためには警察へのコネが必要となる。
そして何故か、マルハチ経由では手に入らない。
問題はどうやってマーカーを当てるかだが、これは小型弾幕でカバーする。
50メートル先から狙撃することで問題解決する。
普通の狙撃銃と違い、重力落下がないので狙い方にはコツがいる。
命中したとしても相手は命中に気づかないらしいのだが、
わかる相手にはわかるらしい。ややこしい。
今回は相手は気づかなかったので今後は、専用メガネで確認することになる。
つまり新しい姿になるまでは延々尾行しないとならない。
マルハチで使われないのはこのせいかもしれない。あそこは人間の数で
カバーということを極度に嫌うからだ。
今後は雷子と組んで延々監視、女の敵と燃える雷子よ、くれぐれも
勝手に行動しないでくれよ。