幻想郷ではある種の愚民化政策を避けては通れません。
幻想郷に入ってほしくないものに実は書籍があります。
書籍は下手に入ると幻想郷の住民を守る手立てがなくなります。
紅魔館は最後の防波堤ですが顕界にも一応の手立てが
隠されています。
それが国会図書館です。
国会図書館では書籍を片っ端から集める仕組みとなっています。
これが幻想郷に使える書籍が入るのを防ぎます。
重要なことは使える書籍だということ。
これでカバー率は90%オーバーとなり
幻想郷に入るのは同人誌といった地下ルート流通書籍ばかり
となります。
もちろんそれらもある程度はカバー可能になり
いい感じです。
これでも幻想郷に入った場合は紅魔館の出番です。
あの蔵書の数は単純に魔術のためでなく
いわゆるバーター取引みたいなものです。
なにしろあそこには司書さんとなりうる錬度の高い
妖精がいるんです。
まあそんなわけでいわゆる知識ファイヤーウォールと言われる仕掛けでした。