□月 ●日  No2492 おさかなに関するエトセトラ


幻想の世界でとても謎なのはウナギの存在でありまして。本来なら稚魚が海を渡っている筈なのに
何故か幻想郷にはウナギのかば焼きの店があるわけであります。
最近知ったのですが、どうやらナマズなどをウナギと名前を付けて売ってるのではないかと
疑っているのでありますが、ウナギの稚魚が幻想入りしているという意見が大勢を占めております。
それはそれであまり良い傾向ではないと思うのです。


海と接続していて塩が手に入るのではという意見もありますが、塩害の原因になったりしますので
そこまで単純ではありません。塩害になりますと本当に耕地が吹き飛ぶので幻想郷みたいな
閉鎖空間では容易に致命傷になり得ます。


幻想郷ではあまり刺身に出くわすことはありません。普通に考えればわかるのですが
淡水魚の多くが寄生虫塗れです。妖怪の力があれば寄生虫を除去することも
理論上は可能ですが、最低でも湯通しするか、腹を壊す前提で食べるコースを選ぶか
選ばないといけません。魚で造りものをやったら、湯通し用のお鍋が付属すると
考えていいでしょう。仙人様はその点かなり高度なことをしていたのでお酒の席で
大好評だったってわけです。 


こっちで注文を受けたものを送ることも近年では可能になっていますが
やはり輸送コストが大きいため、あまり利用されていないのが現実のようです。
それでも紅魔館とか、ある程度裕福なところはそれでもOKとやってしまう
ところもあるみたいですね。


まあ、死にたくなければ幻想郷で生の魚を食べるのは出来る限り
避けた方が無難だと思います。妖怪は除く。