□月 ●日  No2481 遊びじゃないの


幻想郷というのは資源についてやたら煩い世界になっております。
まあ、基本閉鎖空間で下手に伐採やら採集やらを無計画にやってしまいますと
本当に生活できない世界が出来てしまうからでありまして、この辺の思想は
顕界よりも幻想郷の方がシビアで優れていると言えると思います。


たとえば水産資源に関しましては数少ない蛋白源とあってとてもうるさいことが
知られています。例えば稚魚は採らないというルールは実は過去の方が
かなり煩いと言われていたらしいです。その辺のルールが幻想の世界に
行っている時点で顕界の状況は推して知るべしというべきでしょうか。


資源にうるさくなった理由は割と単純です。
乱獲とかをやったら市場が容易に破壊されるからです。
市場が破壊されると本気で生活できなくなるから乱獲できないし
仮に関係ない人がそうした行為をした場合、妖怪たちに本気で襲われます。


そんなわけで幻想郷では所場代とか、その手の権利関係の規定が
大いに発達したという事情があるのです。
所謂、囚人のジレンマが発生しないのかという疑問もありますが、そこは
うちという安全弁が存在します。その前に大体妖怪たちが手を下している
感じです。 まさに遊びじゃないんだよとはよく言ったものだと
いうわけですね。


おーこわ。