□月 ●日  No3968 結構前の話


 紅魔館建設に当たって大問題は悪臭対策です。
 悪臭対策を制する者はなんとやらでした。
 実のところ大問題は蝋燭でした。トイレの問題はトイレを
 入れれば済む話だからです。
 移転前は敷地外にあったトイレですが、現代ではきちんと
 建物内部に設置されています。


 で、蝋燭ですが、最大の問題が動物性油を使用するための
 悪臭でした。匂い対策は最終的に顕界で対応としたいのですが
 蝋燭の維持のために結構なお金を使っていることもわかり
 魔術でどうにかしていたんじゃないのかと思うことしかりです。
 つまるところ、ロスを減らすための魔術をかけていても
 ずっと維持することはかなわないってことですね。

 
 電灯などで維持するって手もあるのですが
 消費電力が大きくキュービクルが必要になりました。
 そうなると美観がネックになりお嬢様より却下されました。


 結局ですね、換気口をつくることで話が付きました。
 なんか顕界の新建材を見えないようにつける方がかっこいい
 ってことになりまして、それを設置しています。
 費用も安いってのは秘密でいいでしょう。