□月 ●日  No4646 実は匂う

 紅魔館内部でカビが大量発生しているというので、現在除湿器
 大量投入して問題解決にあたっています。
 とくに本などはカビが入って意味消失ならまだよくて暴走から
 爆発焼失なんてコンボもなきにしもあらずなので
 何とか処置したいところです。だいたいの危険な本は
 保護機構が働いているのですが、なんせこれだけあるのだから 
 チェックが働いていないものもあるって考えです。

 除湿器はといいますと顕界のあれを使ってます。
 ドレン水は門番に運ばせていますが、捨てている場所は
 大丈夫か怪しいところです。
 魔術で湿度を調節するには維持費が大きいこともあり
 ぶっちゃけ電力のほうが効率がいいのがご愛敬ですね。

 最近は顕界の湿度対策技術を用いた魔法もありまして
 熱交換器などを利用した空調設備などもあります。
 ところでなんで紅魔館は空調が妙に充実しているかと
 いう話を聞きますけど それは概ねメイド長に合わせた改装です。

 とにかくメイド長 料理を作りまくるんです。
 おかげで油が館内に滞留しまくり、キッチンは最初酷いありさまでした。
 仕方がないので正体を隠して、建築士とキッチンメーカーを連れてきて
 対応しました。まあ紅魔館はなんだかんだ言って顕界とそこまで大きく
 様式が変わらないとあって、結構上手く言ったと思います。
 とりあえず喜んでいるのでよしとします。