□月 ●日  No4162 ハンドアセンブル


 昔のスペルカードは良かった。
 外から見て大体どのような弾幕が来るのか予想できた。
 しかし、今のスペルカードはとてもひどい。


 データは圧縮されていて、途中に解凍を挟んでいるから
 どこからが弾幕情報でどこからが属性情報なのかを
 理解するのが困難だ。
 さらに現出可能弾幕数も大幅に増加しているので
 大容量化もかなり行われている。


 つまり外からの観測で弾幕回避を行うのが
 これまで以上に難しく、アドリブ回避の頻度が増えているってことだ。
 もちろん、AR技術をつかった、解析と回避システムがあり
 それとのいたちごっこというのが現在の状態だと言える。


 それにしてももはや肉眼で逆アセンブルはほぼ不可能なのは
 時代の変化というしかないのかもしれない。