八雲商事の物資輸送を支える列車にはいくつかの制約があります。
簡単に線路が敷設できますが、幻想郷は山がちな地形であることを勘案しないと
いけません。つまりちょっと勾配があると途端にロスが出てしまうということです。
もちろん気動車を利用したうえで、専用列車構造を取る必要があります。
既存列車を再利用する場合はその辺の問題に注意が必要で
しかも機関車が早々に退場しないといけない状態でした。
理由としては煤煙の量が多すぎて、結界移動時に不具合が生じやすかったからです。
一つのやり方としては 牽引用と 押し出し洋の列車をそれぞれ用意し
先頭車両のみを結界突破させて牽引用車両で引っ張っていたという
仕組みになっています。
実は幻想世界に移動するのには時間がかかるのです。勢いで一気に
移動出来たら苦労はありません。
なので警備用車両がつくのは当然のながれです。
つまり幻想郷に戦車があるのは列車随伴用として必須だったからに
ほかならなかったのです。 これが当時としても最新鋭だった兵器を
幻想入りもしていないのに利用している事情でもあります。