□月 ●日  No4392 正当防衛


 うちの連中が意外と好戦的だってことは
 一部の連中からは結構言われている話である。
 流通会社のくせに妙に武装が多いし、研究内容に
 ドンパチができるための研究は怠りがないあたりも
 然りである。


 もちろんうちの会社の場合相手が相手なので自衛が必要だ。
 戦闘になることはめったにないとはいえ、
 宅配ボックスみたいな仕組みは当面難しいといってよい
 確実に破壊されるのが落ちである。


 そんなわけだから自衛目的の武装ってのが必要なわけなのだが
 相手が妖精とか、ほとんど加減がわからないような
 相手の場合はガチ攻撃になりがちである。
 それも一方的に潰すくらいの戦力差がないと
 こっちの被害で保険料がえらいことになりかねない。

 
 もちろん保険は降りるが高リスクで保険料が
 ひどくかさむのである。
 まあその額の一部を武装関連に投資したくなるのは
 そりゃ当然かと、一説では輸送費の半分くらいが保険料って
 ときもあったらしいですからね。