□月 ●日  No4439 元共産圏の事情

 

 露西亜の幻想世界事情は他と大きく異なると言われている。
 というか、基本封鎖している。
 行ったら最後、戻ろうという気が起きなくなるというとかで、
 過去には武力侵攻を狙ったことがあったそうだが
 精神的汚染のほうが危険と判断され、封印する方針になっている。

 

 精神汚染というのは後付けなんだろうが、これは理にかなっている。
 一方で幻想世界の技術開発には興味津々のため
 彼らは国家プロジェクトでそれらの研究を行っているわけである。
 一時は超能力研究の最先端がここだったそうだから
 バカにできたもんじゃない。
 


 テレパスとかはある程度発現に成功している時点で
 彼らの行動は相当すごかったと言えるだろう。
 月面人がほとんど入り込めなかったのもここだ。
 というか、捕えられたというのが正しい。

 

 ぶっちゃけ月面に対して明確な敵対行動を行っていたのは
 ほぼ共産圏の国である。理由は単純。
 月面人は米帝を主な取引先に選んでいたからだ。
 そりゃ彼らを宗教的にあがめることはないんだから
 当然と言えば当然なんだよねえ。