□月 ●日 No4440 金があるところが正義
露西亜の魔術研究は相当進んでいるという。
まず国家プロジェクトできちんと予算がついていたことが大きい。
普通に研究をし、大っぴらに活動していた。
そりゃ効率が良くて当たり前だ。 大体の国が秘匿施設とかで
細々とやらなきゃいけないし予算も十分ではなかったことを
考えれば相当恵まれている。
はっきり言って、八雲商事ですらその予算は常時不足気味であり
実のところ、魔術系システムや幾つかのアーティファクトを
露西亜から輸入していた関係がある。
冴月がAKを愛用するのもこの辺の事情が大きい。
というか幻想郷で出回っている拳銃類は大半露西亜製だった頃があるのである。
まあだいぶ今は色々な国が混じってきたが、
それでも弾薬の在庫の関係もあってヴィヴィットや冴月などは相変わらず
露西亜製を、岡崎の所有する兵器群、里香女史などは米帝製になるそうな。
この辺もあって、どっちか統一してくれと思うのは
ロジ担当のサガであるが、特定のところに頼りきりで
問題が起こる時もあるので、まあいいかと思うところでもある。