□月 ●日  No4492 なんでもやらせるな

 言ってしまうと、マルハチは所詮は営利企業だ。
 つまるところ、何かしら事故が起こった時にできることには限りがある。

 今回はマルハチにできない話をいくつか。
 それは地政学的に近くて所謂仮想敵国となっている国の話。
 そこの高官が泣きついてきた。 というのも、どうも彼らが所持する
 アーティファクト絡みで事故が起こったとのこと。

 このアーティファクトはかねてより、その国が所有権を主張して
 いろいろな政治的駆け引きの結果、彼らが所持して管理することになった
 代物であるのだが、それをどう使おうとしたのやら、爆発事故を
 起こして地震はおこるわ、そんでもって、取り扱っているところを
 米帝がつっこみいれるわでぐっだぐっだになっているわけだ。

 んでこの国一時は米帝に管理移譲するってことで
 いったんは再収容できたんだが、やり方を学んだから 
 もう大丈夫って米帝大統領に啖呵をきってしまって
 交渉決裂の流れに。

 んで、その時代わりに何とかしてくれよってマルハチに
 依頼しようとしていたら、うちじゃないでしょうって
 あっさり断られたわけです。

 どうみてもその国に人を派遣したくないだけですね。