□月 ●日 No4491 どうみても像
魂魄が顕界におけるアーティファクトを破壊したっていうんで
いきなり高額な請求書を発行されました。
というか、その法外な価格にみんなびっくり、直ちに会社おつきの
弁護士に相談が行き、弁護士同士の対応になりそうです。
そもそもこのアーティファクト、どうも収容違反を起こしていたようで
魂魄いわく、目を閉じたものに襲い掛かるかなり質の悪い付喪神だったらしい。
うちの会社だったら確実に処分がかかる案件のため
魂魄はただちに標的の破壊を開始。
アーティファクトが想定外だったのは魂魄が目を瞑った程度では
動きに制限がないことであり、高速移動されてもあっさり対応され
返り討ちにしたってのが真相の模様。
ドローン等を使わない時点で相当魂魄も手を抜いていたことは明白であり
壊されたというよりは相手が脆かったって話だろう。
とはいえ、弁護士は相手側に管理者責任を盾に相手を封殺する模様。
だって、こいつ脱走したらがんがん人を殺していたそうで。
そんなもん外に出すんじゃねえっていう感じですよまったく。
もっともちょっとすれば再生するんじゃないかって
話もあるので、もう少し待つことになっています。