□月 ●日 No4507 なんでもコントロール可能
冴月曰く、妖怪退治といっても顕界的な物理で殴るほうがはるかに効率的らしい。
大半の妖怪変化はライフルが効くし、そもそも顕現するためのコストは
結構重いため、顕現したものを完全破壊してしまえば、また復帰するのは
並大抵ではないわけだ。
そこでローコストの顕現手法として、ゾンビなど死体を利用するやつがありまして
こいつは運動性能をかなり犠牲にはするが、顕現コストがとても安く
相手はとりあえずびっくりしてくれるとあって結構使われる技法なのだそう。
もっとも、大陸ではそこのところも逆手に取られて、お札で制御されたり
そいつで軍隊をつくられたりってのがあって、これはこれであまり
よろしくないのではないかと思われているのが最近の傾向らしい。
あまりにローコストなので米帝では死体が徒党を組むシナリオで
軍事的な想定などが行われているし、映画とかでも使い古されているためか
最近は驚いてもらえないとかで、現代では別の顕現法も研究されているらしいが
ここ数十年の傾向のため、なかなかノウハウがたまらないんだと。
そんなわけで冴月は最もローコストな妖怪退治方法として、
重火器を選択しているらしいんだと、さすがにミニガンとかは無理だが
いや、本来据え付けであるはずのライフルを移動しながら運用しているのは
間違いなく人間離れしているというよりもとより人間じゃないってことですな。
もっとも肉体はその都度ダメージを受けて修復しているので
まあ自分の経験則なんだろうなと思っております。